四万十川の源流をめぐる物語 ── 《SHIMANTO〜源流〜》撮影記録
ゆるやかに曲がりながら、奥へ奥へと吸い込まれる。
四万十川中流域にて、ドローン空撮。
澄んだ水面に空を映しながら、ゆったりと蛇行する四万十川。
深い緑に抱かれた流れが、初秋の風を運びながら、これから始まる物語の扉を静かに開いているようだった。
子どもの頃に見ていた四万十川は、ただ広くて、果てしなく流れていく川でした。
けれど大人になった今、その流れは「始まり」や「記憶」と結びつき、どこか懐かしく、そして新しい物語を運んでくれる気がします。
透明な水に映る空を眺めながら、かつて探していた旋律はいま形を得て、《SHIMANTO〜源流〜》として息づいています。
その音とともに、僕にとっての「源流」の景色がここにあります。
澄みきった空と川がひとつになり、水平線が永遠へと続いている。
高知県四万十市西土佐・岩間沈下橋にて。
緑と青のコントラストが、空からの視線いっぱいに広がる。
岩間沈下橋にて、高度からのドローン空撮。
雲を映した水面が、ゆるやかな弧を描いて大地をめぐる。
四万十川中流域にて、初秋の河原の広がり。
橋の真ん中に立ち、流れの中でひととき佇む。
岩間沈下橋にて、現地撮影協力者とともに。
視線の先には、空を渡る小さなドローンの影。
河原にて、操縦者が微調整する姿とともに。
雲に抱かれた谷の奥へ、川は静かに道を延ばしていた。
源流へと続く象徴的なラストカット。
楽曲とのつながり
今回の撮影シーンは、現在制作を進めている《SHIMANTO〜源流〜》と深く重なります。
写真とともに、近く公開予定の音も楽しみにしていただけたら嬉しいです。
次回予告
次回は、晩秋の四万十川を舞台に撮影を予定しています。
紅葉に染まる森と、静かに暮れゆく光をお届けできればと思います。
インフォメーション
【関連ブログ】
• 「森のピアノ対談|吉本昌史 × 土居さとし ― Forest, River & People」
【配信ライブのお知らせ】
• 無観客配信Live(タイトル未定)
2025年9月19日(金)20:00〜 SHOWROOMにて配信予定
【楽曲リンク】
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あとがき
今回の撮影は、地元の撮影協力者の力を借りながら進めました。
現地でしか味わえない空気や光を共有できたことが、写真に確かな深みを与えてくれたと思います。
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